「あれれ?どうしたんですか?土方さん。顔真っ赤ですよー」
「るせぇ!!!!!真っ赤なんかじゃねぇよ!!!!!」
総司にからかわれて否定はするが、確かに今、俺の顔は真っ赤だと思う
島原にいる遊女や舞妓なんか比じゃねぇ。
そんくらい綺麗だとおれは思った
「やっぱり、何度見ても土方さん好みの顔してる。まぁ、俺にとっちゃ永久のほうが可愛いと思いますけどね。」
永久というのは総司が惚れている女のことで、女嫌いの総司が唯一惚れた奴のことだ。
「お前はそればっかだな。それよりおまえ、こいつどこで拾ったんだ?」
俺は横目デ女を見ながら総司に問いかける。

