あっという間に浪士三人を倒してゆく少女に私は感動さえ覚えてしまいその場にへたり込んでしまう。 「口ほどにもない。」 そう言う少女の周りには距離を置いて人だかりができていた。 “壬生狼や” “また、喧嘩しるんか?” “いい迷惑やわ” 違う! この人は私を助けるために... そう言いたいがさっきの恐怖心が今になってきたのかガタガタと手が震える。