「お祖母様の...今の話はっ...」



私は今、お祖母様のいる別宅で土方歳三についての話を聞いた。





「本当だよ。でも、珍しいね。空子が私の昔の話に興味を持つなんて」





「え、えぇ。少し気になったことがあって....。」


お祖母様は、そうかそうかと言って私の手を握る。




暖かくてやさしい手...




それがあの夢を見たあとからか余計に暖かく感じてしまう。