空知らぬ雨




グイグイと私に背中を押され、仕方ないという顔をして、出て行く土方さん




もう、心配症だな。





そんな事を思いながらまた、作業を始めようとすると、ちょんちょんと肩を叩かれる



ん?
また、土方さんかな?


そう思いながら後ろを振り向くとそこにいたのは....



「斎藤さんっ!」




驚く私とは対象的に顔色一つ変えず、私を見る斎藤さん
髪が少し伸び、服も汚れている

それほど、辛い戦いというのがよくわかった



「久しぶりだな」


「はい、元気そうで、何よりです」




斎藤さんの隊と合流はしたのだが、斎藤さんと顔を合わせたのは今になってしまった