「新撰組の土方としてじゃねぇ、ただの土方歳三という男としてお前に買ってやるんだ。」 だから、さっさと選べ! そう言うと、私の背中をポンと押す 「ええっ!!?」 選べって言われたって... それに私、土方さんになにかしてあげたっけ? 疑問は増えるばかりだけど、本当は純粋に嬉しい 心を弾ませながら、小物を見ると、一つ目につく赤い手櫛。 「可愛い...」