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「くれぐれも気をつけてね...」
屯所の裏で総司を見送る私
「分かってる。じゃあ...永久に会ってくる」
いつもどおりの顔をして屯所を出て言った総司
どうか
どうか...
永久さんと総司が会えますように
そう思って、土方さんの部屋..…わたしと土方さんの相部屋に行こうとした時だった
「何故、総司を行かせた?」
木影から一人の人物が出てきて思わず身構える
「さっ、斎藤さん...!!!!!」
木陰から出てきたのは三番組組長の斎藤一さん。
あまり喋ったことはなく、私だけと喋らないといわけじゃなく、新撰組の人たち全員と殆ど喋らない
でもそんな斎藤さんが
「なんでっ..…!!!!」

