その夜.
「じゃあ、総司、明日はこっそり裏門から屯所を出て川へ向かってね」
私は掃除の部屋に来て明日の事について話し合っている
「分かった。できるだけ川に隊士とか土方さんを近づけないでくれ」
総司のその言葉に深く頷く私
明日が永久さんと総司が会える最後
永久さんが長州の人だって知っているのは私と総司だけだけど、念には念をいれないと、土方さんとか土方さんとか土方さんはすぐ、この事に気づいてしまう可能性がある
「でも、ワリィな...こんな事に協力してもらって」
すまなそうな顔をしてうつむく総司
「何言ってるの!そんな顔しないでよ!!!私が好きでやってるんだし!それに、お団子とかはちゃんと奢ってもらうから!!!」

