赤い布を男から受け、
 いよいよ震えがとまらない俺に
 優しく声をかける


「けんちゃん、オーナーのこと怨まんといてな。

 どっちにしろ、けんちゃんとは今日で
 終わるつもりやったから」


 …え?


 ケイを見返そうとした

 けれど…



「俺がお前を1番愛してやった?

 誰も頼んでないし、そんな薄っぺらい愛が
 俺に向けられてる1番のものとか
 笑わせんといて

 最後の晩餐でたっぷり今までのお返しはしたのに
 まだ欲しがるんやもん

 
 すっごい不愉快やった 

 そんなやつ、俺にはもういらん」



 何をされたのかすらもうわからないが
 ゆっくり意識が飛んでいく