「今はお前だけ、って
 こんだけ貢がれてたらわかんだろ」


 ケイをぐっと引き寄せ
 そのまま深くくちづける

 
「…っふ……ぁ」

 舌を絡める音が1分も続くと
 ケイの吐息がだんだん
 熱を帯びてくる

「…。」


 もちろん俺のキスが下手なわけじゃないが、
 
 ケイをこんな風に完成させた
 きっと1人だけじゃない、
 複数の野郎たちに
 最近では嫉妬を覚える

 そもそもケイがこういう性格に
 ならなければ
 俺は今ケイと関係なんて結んでいないのだから

 嫉妬するのは間違いだとはわかってる

 けれど、この美しいケイという存在に
 1度でも堕ちたことのある奴なら
 だれでも俺のようになるんじゃないだろうか


「……キスしながらほかのこと考えるのって、俺に失礼なんちゃう?」


 ケイの声で我にかえった