「可愛いリングやな~
 つけるんもったいないわ」


 そう言いながら今日の貢物を
 慣れた手つきで開封し、
 中指にはめ、こっちに向けてみせる

 スカルがモチーフの少しゴツめのリングは
 ケイの華奢な指にぴったりマッチしていた


「何かどんどん自分がけんちゃんに
 染められてくような感じやわ…」


 中指のリングの他に
 両手合わせて6つはある
 どれもシルバーや黒を基調としたリングを
 見て、ケイがふう、と息をついた


「…お前が黒いものしかいらない、
 っていうの、
 けっこう気い使うんだからな」

 前に目の色と同じ
 真っ赤なストーンのリングを贈ると

 黒以外はいらん、と
 少しスネたように拒否された


「でも本当に俺が似合うもんしか
 けんちゃんくれへんもん

 さぞモテてたんやろうねぇ」


 思わせぶりな視線を俺に向ける