「あ、けんちゃんきたきた!

 何かちょっとやつれたんちゃう?
 働きすぎやで~」


 夜、いつものホテルでケイを待ち合わせる
 

「誰のせいだと思ってんだ

 …ほら、これ」

「おー、今日は何やろ?
 
 あ、そやこれ
 先週けんちゃんにもらったピアス!」


 髪を耳によけると
 軟骨に黒いスワロフスキーが光る


「よう似合ってるやろ?
 
 けんちゃんセンスええから
 何くれるかいっつも楽しみやねん」


 そう言って包みを開ける姿から
 いつもベッドで凄まじい程の色気を出す
 ケイの面影は見られない

 けどこうやっていろんなケイを見たい、
 その一心でバイトも増やして
 そして大量に貢物を献上して
 ケイのご機嫌取りをして…

 いつの間にか俺はどっぷり
 この男にハマっていた