【完】愛してやる。Ⅰ

「そんなところに生まれた私は…厳しく育てられた…勉強も100点じゃなければご飯なんてもらえなかった…喧嘩も上達しなければ殴られたり蹴られたりそんなある日…お兄ちゃんがいることを知ったの…。」

もう精神的にボロボロだったある日のことだった。

「お兄ちゃん?」

「空斗のこどだよ。」

「え?空斗さん?」

「うん…ある日の夜に喉がかわいたから水を飲みにキッチンに向かったの…そしたら親父と母さんが言い争いしてたの…。何て言ってたと思う?」

あの時は必死だった。

捨てられないように…頑張って頑張って結果を残そうとしていた。