「もちろんだ。」

そう言って、頭を撫でてくれる手、私はこの時流星なしでは生きられないと思った。

「そろそろ学校行くぞ。メイド服の結衣楽しみだな?」

それは私に同意を求めるところじゃないでしょ。

楽しみなのは流星と月夜くらいでしょーよ。

私なんてこの日が憂鬱でしかったなかったくらいなのに。

そんなことを心でブツブツ言いながら制服に着替えて朝ごはんも食べず家を出た。

流星と他愛もない話をしながら学校に着くと、まるで有名人かのように扱われた。