【完】愛してやる。Ⅰ

「ありがとう…絶対に言うから」

私が蝶華だと知れば裏の世界では結構な抗争が起きるかもしれない。

五十嵐組の時期組長、覇王の総長、その二つの肩書きをもつ流星の重荷になる。

それは確実だった。

「行こうぜ…そろそろ種目決めするだろうし。」

「種目って私もするの?」

「そりゃな、ここの生徒だし。」

「種目って何があるの?」

「後で分かる」

どうせ自分で説明するのが面倒なだけでしょ。

「ん」

私は適当に返事をして流星と手を繋いで教室に向かった。