「中学生にもなるとそれが重く龍也にのしかかった。喧嘩が強くならなければ、正しい判断を…全てにおいてトップを狙おうとした龍也は壊れてしまった。親である私たちは気づいていたけどどうすることも出来なかった。」

「…」

五十嵐龍也の気持ちが痛いほど分かる私は何も言えなかった。

いい成績を、捨てられないように…。

私と…………………同じだ…………。

「それから龍也は薬にハマり俺たちにもどうにも出来なかったとき…龍也が流星を殺そうとしたんだ。」

組長さんが言った。