朱雨に鉛




ぽつぽつ、しとしと、ざあざあ、…


やはりまだ終わらぬ梅雨前線

そう、つまりは奴がくる


迷彩キャップを深く被り、
ローラーシューズで滑り込み、
金属バットに血を濡らせ、
「きゃふふ」と笑う、その口で、

愛する君を喰らいつくす


童に似合わぬその出(い)でたち


名を確かー……