踏んで、虐めて、喜んで



「さすがはご主人様。男性に告白されるだなんて。きっとその男も、ご主人様に踏んでほしかったのですね」


「自身の同類を生成するな」


「チョコレートというプレゼントまで用意するとは」


「せめてこれだけでも、と言うから貰ってきた」


「迂闊に口にしない方がよろしいかと。何が入っているか分かりません。男が女に服を贈るのは脱がせるためよろしく、きっとそのチョコレートにも下心があることでしょう。

見るからに手作り感漂うチョコレートは危険物質。媚薬もネットで購入出来るこのご時世、信用ならぬ奴からの手作りには細心の注意を」


「確かに。断られたというのに、押し付けてきたからな」


「ええ。――ところで、今夜はご主人様が好きなカレーを用意しましたよ」


「一秒前に言ったことは、忘却の彼方か?」




※目の前の危険に注意。