再生ゲーム

「な、なんてことを言うのよ! ……入らないけどね」


泳ぐのは不得意だった。プールだけでも憂鬱だったのに、水の中で攻撃されたら、耐えられそうになかったからだ。


「猿田が担任になってからは、入らないもんな? ふふっ。


ちょっとだけ、空が曇ってきたなぁー、寒いのかな」


プールの日は、いつも雨が降ればいいなーと思っていた。あの消毒臭い匂いも苦手だった。


「大雨になれば良いのに……るい、あのさ……猿田がいる前では話掛けないで。迷惑かかるから……」


虐めがなくなっても、まだまだ暗い気持ちは続いた。いつになれば晴れるんだろう?


「まだそんなことを言っているの? 分かったよ、うまくやるから。トレー貸して、片付けてあげる」