学校にはいつもより早めに
着いた。
「ありがとう」
「おう、頑張れよ」
「うん」
「帰りも迎えにくる。
終わったら電話しろよ」
「わかった」
教室に着くと里来が来ていた。
「ゆり!おはよ!
今日は早いな」
「うん、実はね、
私昨日からある男の人と
暮らしてるの。」
「へー、彼氏か?w」
「まだ違う。でね、その事なんだけど
妃亮さんって知ってる?」
「え?」
「妃亮さんに里来のこと話したら
少し顔色が変わったような
気がして…」
「知らないよ、その人」
「そう?私の勘違いだったかな」
その時は勘違いだと思っていた。
「この前喧嘩した相手だけど
それ俺の幼なじみだわ」
「えー?」
「ごめんな」
「いや、私は別にいいんだけど」
食堂で昼食を食べながら
そんな話をしてた。
キーンコーンカーンコーン
授業が終わり、私は妃亮さんに
電話をかけた。
『もしもし、終わったか?』
『うん』
『5分で迎えに行く』
それだけ言われ電話を切られた。
