次の日は学校。ということで学校に行った。

｢あ、おはよっ、隼人。｣

｢はよー。今日は梨花様のテンション高くない？｣

｢高くないし！ってかなんで様？｣

｢みんな呼んでるよ？知らないの!?｣

｢え!?初耳なんだけど…。｣

｢なんで梨花様なんて呼ばれるんだろうねぇ～。｣

｢ねぇー。にやにやしないでよ。｣

しばらく話すことが出来たのはみんなが教室に来ていないからだろう。
と思っていたのは私だけだったことには気付かなかった。

｢今日の最初の授業ってなんだっけ？｣

｢なぁ、梨花…。｣

｢え？何？聞いてる？｣

｢あ、あぁ。聞いてるよ。確か国語じゃない？｣

｢そうだったね。ありがとう。｣

みんなが教室に入り始めたと同時に私は日直の準備をし始めた。

人混みの中から竜一が出てきた。

｢梨花。最近あいつと仲良すぎねぇーか？｣

｢あいつって？｣

｢お前は最近隼人と一緒にいすぎじゃねぇーかって言ってんだよ！｣

そんなに一緒にいたっけか？そこまで深く考えたことがない。

｢あー。そーかも。｣

｢そーかも。じゃねぇーよ。｣

｢なんか竜一怒ってる？｣

｢いや…。梨花。気をつけろよ？｣

｢え？なんで？｣

｢隼人は止めとけ。｣

｢う、うん…。｣

竜一は悲しい顔をしていた。
きょとん、としていると竜一は私の髪を撫でた。

竜一も隼人も同級生で同じクラスで大好きで信じられる最高の友達。
ねぇ、竜一。"気をつけろよ"ってどういう意味ー…？