今日は、タイムをはかる日。 あの日から、 私は自分に詰め込んだかなたの泳ぎの感覚で 必死に泳いでいる。 タイムは、日に日に縮んでいく… 毎日、圧倒される。 かなた…カッコいいよ。 「のん… 今度の大会、金賞とれよ。 そんで、日本代表になるんだ。 俺のかわりに…」 「あったり前じゃんっ♪ そのために、私は水泳をしてるんだから!!」 「そっか。 のんが、のんでよかったよ。 のん、頼んだよ…」 「うん!」 そんな、些細な約束が 奇跡なほどに嬉しかった。