最後の恋は君と



「なぁ~
のんは、水泳が好きか?
それとも、俺のため…だけか?」

「好きだよ…
かなたのために頑張ってるうちに
大好きになった!」





ほんとだよ…
大好きなんだ…
水泳も…かなたも…
だって、水泳がかなたの彼女でしょ?
だから私は、水泳を学ばなきゃいけないんだ。
かなたに…少しでも近づくために。





「そっか!
じゃぁ、ワクワクすっだろ!
あいつ!
俺が日本代表になる前の大会でな…
俺が一位で、あいつ二位だったんだぜ!
まだ、おまえと同い年なのによ…
だから、過去最年少だぜ♪」




そうやって…
かなたはカラカラと笑った。
笑ったかなたは、大好き…





「そうだね!
あの人すごいね!」

「のん。
一つ質問する。
おまえは、あいつに勝てない。」






????????えぇ?






それ…質問ですか?
でもそれが…質問だとしたら、私は、言い返す…




「なんで?
なんで勝てないって決めちゃうの?
私の実力はここまでなの?
そんなの、決めつけないでよ!
私の限界は私が決めるの!
かなたが決めるんじゃない!
かなたは…諦めないでしょ…
ワクワクするもん!
私だって、勝ちたいんだもん!
かなたのためなんて、もうどうだっていいよ!
私のために頑張るの!」