「さっきは、尚輝が好き勝手言って……ごめん。」
謝ったものの、正直複雑。
今思い返してみれば、俺の彼女と言われたことが泣くほど嫌ということで。
「それから、ハイ。」
白いハチマキを差し出す。
真美はというと、ハチマキを受け取ったものの、何故か驚いた顔をしていて。
ただでさえくりくりとした瞳がもっとぱっちりしている。
「……なんだよ。」
「…言っても怒らない?」
不安そうに訊いてくるのがまた可愛くてどうしようもなくイジメてやりたくなって。
「自信ねぇ。」
即答してしまった。
けど、
「嘘だよ。何?」
笑ってくれなくなりそうで、すぐに否定してしまった。
俺って、チキンだな……

