初めて会ったときはお互い幼児。
ダサい幼稚園帽な筈なのに、妙にかわいく見えて。
それをなんか素直に認められなくて「カカシみたいな奴。」とからかったら
あっさりと泣いてしまって。
どうしよう、と焦ってる間に涼介がなぐさめて泣き止ませた。
1歳しか違わないのに、そのとき小学生だった涼介が妙に大人びて見えて、
悔しかったのは今でも覚えてる。
二度めは公園でたまたま見かけた。
声をかけると、前回のカカシって言われたのを思い出したのか明らか怯えて。
でも、足にアリが登ってきたのが嫌で泣きそうになったのを取ってやったら
その後異様になつかれて。
怯えた姿もウサギみたいで可愛かったけど、
やっぱり笑ってるのが一番可愛くて。
緊張しながらも頭をなでてあげると
仔犬のようにとろんとしてて。
和んでたのに、涼介を見つけたとたん主人を見つけた犬みたいに目をキラキラさせて駆け寄るから
腹立ち紛れに帰ってやった。
後で、真美がすぐ俺がいなくなったことに気づいて大泣きして探しまわったって聞いたときは
異様に嬉しくて。
嬉しかったからって
3度めに会ったときにプチトマトをあげたら
それ以来真美はトマトが大好きになったらしい。
まあ、元々好きではあったみたいだけど。

