「ある日の帰り,見たんだ。瑠璃ちゃんが子犬を拾ってるの。」 ……ミルクを拾った時!? そういえば,その頃から高野先輩が来るようになってたかも…。 「それでさ…本当は瑠璃ちゃんって聞いてたのと違う子なんじゃないかって思ったんだ。」 『違う子?』 あしたは思わず顔を上げて高野先輩に聞いた。 「そうだよ。一生懸命,子犬…助けてたじゃん。現に,今も中島さん守ってるよね。」 微笑みながら,頷いた。