名残惜しい気持ちを掻き消して,ミルクをゲージにまた戻した。 ゆっくり戻すとミルクはまたワンワンとないた。 『ごめんね…ミルク…すぐ戻ってくるから。』 テキトーな服に着替えて家をでた。 しっかり握っているバックの中には,通帳が入っている。