「明日は晴れるかな」
季節の変わり目、梅雨が明ける直前に彼女は呟いた。
もう直ぐ梅雨明けだと言うのに、鬱陶しく降る雨は変わらず。
いつまでも私の心に降り注ぐ
「明日は出掛けるのになぁ…」
彼女は、明日には出掛けて。
告白されて、付き合ってしまうかもしれない。
そんなのは、嫌だ。
だから、だから私は
『…この様子だと、明日は晴れないよ』
何て、子供みたいな小さい嘘を吐いた。
私には、天気なんて分からないし。
分かりたくもないし
ちょっとの出来心で言っただけ。
この時の彼女の顔はどんな顔をしていたのか、私には見る勇気が無かった。
平然としているのか
泣きそうな顔をしているのか
馬鹿みたいな嘘を吐いてる私を笑っているのか
ただ、ひたすらに彼を想い続けているのか。
痛い、痛い。
胸が痛い。
別に自分がレズだとは思わない。
ただ、居場所を取られたくないのだ。
彼女もレズな訳ではない。
ただ、優しいだけなのだ。
彼女は優しいから孤立していた私に声をかけ、遊びに誘ってくれた。
彼女は、私にとって神様なのだ。
