『線路は続くよどこまでも……』


幼少期に1度は聞いた事のあるフレーズは元々アメリカ民謡らしい。


っと誰から聞いたことがある。


快晴日和の眩しい光が差し込む電車の窓からいつもと変わらぬ山と田畑、

それと交通量の少ない道路が見える。


通学・通勤ラッシュの時間帯でもいつも乗っている山陽線は1時間に4、5本しか来ないこんな田舎はあまり変わり映えしない。

まだ俺が住む町はいい方だ。


これが山陰線だったら電車が1時間に2本位しかこない。


それに電力でなく、

ディーゼルで走ってるから汽車なんて呼ばれてるし海底トンネルで本州を抜けた隣県はモノレールがあるからギャップが激しい。


地下鉄なんてテレビでしか見たことがなくて、

田舎に住む同年代の大半は都会に1度は憧れるものだ。