「あの…さ。」 「んー?」 「皆あるんだよな、過去。」 「うん、あるんじゃない? 急にどうしたの?」 「いや、別に。 お前は誰のどこまで知ってる?」 楽火は梨梨の目をまっすぐ見て言った。 「…みんなかな。 今のメンバーで一番私が古いからね」 「そういえば、俺が入ってくる前からいたな」 「楽火も自分より後に入ってきた子たちのは知ってるでしょ?」 「おお…」 「あーあっ この話やめよっ 過去のこと話すと暗くなっちゃうから!」