「大河先輩って呼んでいいですか!?」 「ん、いーよ。───胡桃ちゃん?」 急に名前を呼ばれて、私はビクッ肩と上げた。 「どうかした?さっきからキョロキョロしてるけど」 「あ……すいません、お腹空いてて…」 ついでに心の中で食い意地張っててすいません…と謝った。 だって……ラーメン遅くない!? 「31番のラーメン出来たよー」 ───と思った途端、私の食券の番号が呼ばれた。