じっとアスファルトの床を見つめていたって仕方ない。 私は決心して顔を上げた。 「……で、話っていうのは?」 顔を上げた途端、佐倉先輩と目が合った。 「え、えっと……」 い、言わなきゃ! 何のために呼び出したの? ………告白するためだよね!? どうにか自分を奮い立たせて、 ゴクンと唾を飲み込んだ。