「私はラーメンにしよっと!」 「えっと……あたしはオムライスにしよっかな」 私がラーメンに即決した後、桃琴も注文を終えた。 さて、問題は席だね。 こんなに混んでるから……相席になっちゃうかな? 「あっ!ね、そこの女の子達!席ないのー?」 ───突然そんな声が聞こえて。 その辺には私達しか突っ立っていなかったから、 私と桃琴は彼の方へ顔を向けた。