家族で───といってもお母さんと毎年2人きりでやるクリスマスパーティー。 寂しくないといったらウソになるけど……意外と盛り上がるんだ。 「俺が……?行っていいのか?」 「えっ!」 先輩は、何でそんなこと言うんだろう……? 私はすごく……来てほしいのに。 「ぜひ来てくださいよ!お母さんと2人なので!」 「そっか……じゃあ行かせてもらうな」 そう言って笑った先輩に、私は力強く頷いた。 先輩を彼氏として紹介したいな…なんて! それはともかく、私のお家でのクリスマスパーティー決定です!