「え……あぁっ…はい」 慌ててマイクを掴むと、ちょっとした違和感を感じた。 よくマイクを見るとクリスマス仕様なのか、サンタさんやトナカイのシールが貼られていた。 さっきは緊張しすぎて気付かなかったけど……マイクが可愛らしく飾られていた。 「あ、クリスマスといえば!」 私の声に顔を上げた先輩。 機械で歌を選んでいる途中だったみたい。 「ウチのクリスマスパーティーに来てくれませんか?」