「うわホントだー…やっぱり止める?」


私も中を覗き込んで見たけど、

人の多さに桃琴同様、顔をしかめてしまった。



「えー…ここまで来たのに、もったいないなぁ…」


うーん、と口を尖らせる桃琴。

その姿も絵になるっていうか……とにかく可愛い。



「じゃあ、入ろ!席もいくつか空いてるし、食べれないこともないよ」


私がそう促して、私達は学食へ足を踏み入れた。