そう謝ると、先輩はバツが悪そうに頭を掻いた。 「違うから。そんなに言われるとまたキスしたくなるっつーか…」 それは嬉しいんだけどな……ってことは黙っておこっと。 「キスだけじゃ済まなくなる…」 バチッとぶつかった視線に、次は私が照れる番だった。 き、キスだけじゃ……って!!? 理解の悪い頭の中でよからぬ想像が膨らむ。 う、うわあああダメだー!!! 「……なに、やってほしいの?」