「胡桃が女子達に呼び出された日に、俺も近くにいて…」 助けにいけなくてごめん、って。 そんなメールをもらったから先輩が近くにいたとは思ってたけど。 「……あいつとキスしてるように見えたんだ」 ちょっとそっぽを向いて、小さな声でそう言った先輩。 ……キス? た、武智と!!? 「な、何で……私が先輩以外の人とキスするわけないのに!」 「………」 「先輩……?」 手の平で顔を隠してしまっていて全く表情が窺えない。