「あ、彼氏の登場じゃない♪」 「二股女の彼氏?」 「きゃはは、なにそれウケる~」 武智まで悪く言わないでよ。 あんた達に何が分かるの……!? 「うぜぇ……早く消えろ」 私には背中しか見えなくて、武智がどんな顔をして言ったか分からなかったけど。 一瞬だけ女の子達が怯んだ。 「めんどくさ~もう行くよ!」 最後まで強がりながら女の子達はいなくなった。 武智と2人だけになって、ひゅうと冷たい風が吹き抜けた。 「あ、ありがとう……」