『では次の方ー!どうぞ!』


そんな文化委員長の声に私の緊張はピークに達した。


次の方……私だ…



「……よし」


行くしかない。


“佐倉先輩が好きです!”そんな言葉を頭の中でリピートさせながらステージへ上がる。



「……う、わ……」


マイクを渡されてステージの真ん中に立ったけど、呆然としてしまった。


こんなに見てる人がいるなんて思わなかった。


確実に最初より増えてる。



『……え、っと…』


でも、言わなきゃ。


告白、しなきゃ……!