俺の素顔、知りたい?




「でも……決めたからね。告白、ちゃんとしようと思う」


もう開き直って、先輩へのあふれんばかりの想いを暴露しちゃおう!


そんな決意を込めて拳を握った。



「あ、それでね桃琴にお願いが」


“ある”と言う前に、拍手で遮られた。


前のクラスの発表が終わったみたい。


次が私達のクラス、か……



「あとで聞くよ。じゃあ頑張ろうね!」


桃琴に頷いて、ステージへと足を進めた。