「きゃあぁ~~!なんでこんなに可愛いの!?」


すると、どこか聞き覚えのある、色っぽい声が聞こえた。


その女の人と一緒にいる男の人は彼氏なのか、2人仲良さそうにウサギを撫でている。



………え、あの人って!!


私が理解した瞬間、その女の人と見事に目が合った。



「胡桃?さっきから……」

「せ、先輩……」


不思議そうに私の方へ向いた先輩に、私はもう一度視線だけ女の人に向けた。