「あのリス胡桃みたいだな?」
そんな声に反応して、勢いよく顔を向ける。
勢いありすぎた……ちょっと首が痛い。
「先輩なんですかそれ!私はあそこまで食い意地張ってません!」
む、と先輩をにらむ。
人間は出来ないから当たり前だけど……あんなに溜め込まないよ!
………でもあんなに溜め込めたらいいのになぁ。
「そんなとこが似てるんだよ」
「………へ?」
そんなとこ、って…どんなとこ?
笑いを堪えるようにしながら私を見てくる先輩。
「あんなに溜め込めたらいいのになぁ、って思っただろ?」
「なっ!!///」



