呆れたように私を見下ろす先輩。 え、まさか私が全然違うことを考えてたのなんて丸分かり!? 「いやぁすいません。先輩、背が高いなって思って…」 「胡桃が低いだけだろ」 「ガァンッ!!」 確かに150センチほどしかありませんが! 低いだけだろ、って! ひど!! 「ガァンッ!って……」 心底おかしそうに笑う先輩。 いや、先輩のせいですからね? 「あ、それで4人で出掛ける件はどうなんでしょうか…?」 これ以上、背の小ささを惨めに思いたくなかったから話を戻した。