「あれ、鈴宮に……佐倉か。朝礼始まるから早く教室入れよ」 ちょうど先生がやってきて、佐倉先輩を見てちょっと不思議そうな顔をした。 助かったぁ~! 今回ばかりは先生に感謝だ!! 「鈴宮、体調悪いくせに学校来てるんです。保健室に連れて行ってもいいですか?」 「は?そうなのか、鈴宮?」 ちょ、はあぁぁあ──っ!? 先輩なに言ってくれちゃってんの!? 「いや、違い「ほら顔も赤いし」 それはアンタのせいよ!!