「え、あ、はい。どこへでも連れて行ってください」 え、桃琴!? 佐倉先輩のギャップに驚きつつもちゃんと答えてるよ!? 「じゃ行こうか、胡桃」 「イヤです」 ここはとりあえず遠慮しておいた方がいいよね。 もうすぐで先生が来るし、女の子達ににらまれるのもイヤだし! 「胡桃に拒否権ないから」 「えっ!ありますよ!」 なかったら人権侵害だ! 「ねぇの。いーから早く来い」 反抗むなしくズルズルと腕を引っ張られる私。