ふわっと柔らかそうな黒髪、ちょっとつり目の大きな瞳。 すっと通った鼻筋に、肌荒れを知らないキレイな肌。 背が高くて、スラッとした抜群のスタイル。 何よりも輝いているのは──… あの、笑顔。 「はわぁー……」 私はラーメンを持ったまま、その場に突っ立っていた。 私の理想の王子様だ…… いや理想よりもっとカッコいい。