てのひらを、ぎゅっと。




「でも私、大丈夫です。やりたいこと全てやってますから。自分の人生、満喫してますから」

「そうか………」


支えてくれる家族がいて、一緒に生きてくれる親友がいて。


一生ぶんの恋もして………。


「先生………」

「なんだい?」


私は、頭の中にあの人を思い浮かべる。