てのひらを、ぎゅっと。



お互いのてのひらが、ぎゅっと強くなる。


私も、嘘であってほしいと思ってた。


でも……現実は、そんな甘くないんだよ。


変わらない、変わることはないの。


私が病気であることも。


あと、余命が2ヶ月だということも。


「梨帆、ごめんね……。内緒にしてて」


今度は梨帆が泣きだした。


繋がれていたてのひらを離して私にしがみついて、首を横にふるふると何度も振って。


そんな梨帆の背中を優しく撫でてあげる。


「……だからね、こうちゃんと離れようと思った。好きだから」


本当に本当に、好きだから。


「誰よりも幸せになってほしいと思ってるから」


けどね………。