てのひらを、ぎゅっと。



全てを書き終えた俺の頬にはまた一粒、
涙が伝っていた。


今日だけで何回涙を流しただろうか。


自分でも泣くなって思って必死に食いしばってるのに、どうしても涙が溢れてきてしまう。


心優の姿を思い出せば、なぜか会いたいと思って泣けてきてしまうんだ。


でも……もう、笑わなきゃな。


心優が泣かずに俺の背中をいつも押してくれてる。


心優が泣いてないのに、俺が泣いててどうするんだ。


心優が笑ってるのに、俺が笑わないでどうするんだ。


しっかりしなきゃな、俺。


心優の笑顔を思い出し、そう決意した。