てのひらを、ぎゅっと。



俺は家に帰ってからすぐに引き出しを開け、まだ何も書かれていない便せんを取り出した。


15年前、心優が俺に宛てて書いてくれた手紙。


その手紙の返事を15年後の今、俺が書くから。


待ってろよ、心優。


俺は取り出した便せんに、黙々と自分の思いを綴り始めた。